地域の声 Voice

【燕第二地区支え合い活動推進委員会】 ~思いやりや支え合いの心を育む~

燕第二地区支え合い活動推進委員会 土田委員長

(文中敬称略)

活動内容

 燕第二地区支え合い活動推進委員会*1は、地区内4会場*2で定期的にふれあいの場(ふれあいサロン、以下「サロン」という。)を開催するほか、児童クラブと一緒に夏祭りを行うなど、積極的に住民同士が顔を合わせ交流する「場」をつくることにより、つながりを深め、支え合う地域づくりを目指しています。

 

 支え合い活動推進委員会とは…基本的に各地区のまちづくり協議会エリアにおいて、地域の個人や団体が連携して「いつまでも安心して暮らしていける地域づくり」に取り組む組織です。

「南ふれあいの場」「ふれあい小高」「金神サロン」「クーちゃんサロン」で開催しています。

活動の一コマ紹介!

 5/13(火)に、殿島で開催した「クーちゃんサロン」にお伺いしました。今回は、燕駅前交番の方による防犯講座と、脳トレ講座の2本立てです。防犯講座では自宅でできる対策について、皆さん熱心に聞き入っていました。
 また、初めて参加したという方からは「脳トレが結構頭を使う内容で、問題に集中するあまり日頃の肩こりを忘れるようでした。楽しかったです」との感想が聞かれました。

地域密着のサロンでご近所さんの顔が見える地域づくりを!

 私たちの委員会は、サロンの運営を中心に活動しています。市内の支え合い活動推進委員会で、地区内に4つもサロンがあるのはめずらしいのではないでしょうか。複数のサロンを立ち上げた理由は、歩いて行ける範囲にサロンを作り、住民同士の交流を図りたいと思ったからです。知り合いに「一緒に行こう」と誘われたサロンでさらに知り合いが広がっていく、友が友を呼ぶ状況を作りたいと考えています。
 昔は、「向こう三軒両隣」で、ご近所同士顔が見える関係でしたが、今は近所でもお互いのことをよく知らないことが多いです。また、地域に子どもも少なくなっています。今は共助があまりない状況で、ご近所同士でいざというときに助け合うことが難しい状況です。そのため、1人で家にいるよりも、サロンに参加し、知り合いを増やしていただきたいです。
 サロンも、回数を重ねる中で変化を感じます。前述したクーちゃんサロンでは、当初参加している方たちもぎこちなさがありましたが、今ではすっかり和気あいあいとしていて、初めて参加する方もあたたかい雰囲気で迎え入れています。

日々の蓄積で作り上げる、各サロンの“色”

 

 4つのサロンそれぞれで特徴を出すようにしています。例えば、金神サロンでは折り紙を中心に行い、南ふれあいの場では、茶話会のほか、公民館で活動している団体さんの演奏会などを取り入れ、ふれあい小高では、脳トレをメインにしています。皆さんからは、住んでいる自治会の枠にとらわれず、どこでも好きな会場に来ていただければと思っています。
 とはいえ、各サロンが独自の「色」を出すことは大変です。南ふれあいの場は、会場である南公民館の館長にも協力していただいていますが、他の3つのサロンは個別に企画をするスタッフがいるわけではないため、内容が似てしまいます。それでも、サロンごとに脳トレ講座の内容やタイミングを変えるなど工夫しているおかげもあってか、3会場、4会場といくつも回ってくれる方もいらっしゃいます。

 企画側の努力としては、日頃からメモを持ち、サロンで行う内容の情報収集をしています。脳トレは、インターネットや本でいいなと思ったものをメモして、パソコンで問題を作っています。
 また、サロンは、なんとなく知っていることを再認識する場にもなるよう、講座を企画しています。例えば、防犯講座など、具体的にどう行動すればいいかを伝えて理解を深めていただけるようにしています。
 参加いただいた方たちから、帰る時に「楽しかった」「また来るね」などの声をかけてもらえることが活動の励みになっています。

サロンの枠を越え、交流をひろげていく

 

 コロナ禍の時に、地区の老人会がなくなり地域での交流の場が減ってしまいました。そのため、各サロンの枠を越えた交流で参加者の交友関係を広げたいと考え、4つのサロンの参加者全員が集まる「合同ふれあい会」を令和5年度から年1回開催しています。日頃行っている脳トレだけでなく、地元でエレキギターを弾ける方に声をかけて演奏していただいたり、フラダンスの団体から踊りを披露していただいたりして楽しみました。
 また、世代間交流も大切にしています。つばめみなみ児童クラブに「一緒に何かやりませんか」と声をかけたところ、「ふれあい夏まつり」というイベントをすることになり、令和5年度から実施しています。現状では、参加児童60人程度に対し、サロンからの参加は十数人程度なので、もっとサロンからの参加者が増えればと思っています。地域の口コミでもイベントのことが広まっていけばと思います。

支え合える地域へと取り組みは続く

 活動当初から、「地域で支え合うことの大切さを伝える」という目標があります。支え合い活動推進委員会ができて5年目になり、サロンは、当初1つでしたが、現在は4つに増えました。これにより、参加者も増えましたが、まだ「支え合い」と聞いても皆さん漠然とした印象のようです。委員も伝え方を工夫しながら、時間をかけて「支え合い」を地域に根付かせていきたいと考えています。
 そのきっかけになるように、令和6年度から年1回の防災講座を始めました。
 講座では、地域を流れる中之口川を挟んで向こう側とこちら側では想定される被害状況も変わるため、それぞれの地域に特化した内容にしてほしいと講師にお願いしました。具体的な話を聞いて、参加した方たちが、自分はどうしたらいいのかを理解していただくとともに、いざという時の支え合い、助け合いについても意識する機会になればと思っています。